Q 老後を考え、自宅をどこまで改修するか

60代

独り身のため、老後は施設に入ることを予定しています。とはいえ、自宅が古く、雨漏りもあり、リフォームを検討中です。整備しておけば、売却する時に有利と思うのですが、器を超えないか不安です。(60代男性)

人生は、計画や予定どおりに運ばれていくとは限りません。「将来、売却の時に少しでも高値になるように…」などと、どうなるか分からない先のことをあれこれ考えて行動するのは、まさに過分欲です。後悔する羽目にもなりかねません。 

自分の器に見合う目安は、「今、自身が、安心、安楽に生活できる」環境のために、必要最小限に動くことです。雨漏りの修繕は、当然欠かせないことであり、過分ではありません。そのように、現状に感謝しつつ、必要な部分のみリフォームを図っていくのが、器を超えない考え方です。 

日々心穏やかに ゆったり生きるなら 人生に災いは起こらない
 「仕合せの真理」悟りし者は 今に満足 きょうに感謝できるゆえ
    「道」欠く心の動きは取らぬもの
――人 物との縁を深めて生きるなら 分 器の中で形も整う――
 神の手の中住み入って 奉仕の心で人生歩めよ
  人生必要な物は 必要な時に 縁ある人の支え 導きを通し 手に入(い)るゆえに

日々心穏やかに ゆったり生きるなら
       人生に災いは起こらない
「仕合せの真理」悟りし者は
 今に満足 きょうに感謝できるゆえ
   「道」欠く心の動きは取らぬもの
――人 物との縁を深めて生きるなら
      分 器の中で形も整う――
神の手の中住み入って
        奉仕の心で人生歩めよ
 人生必要な物は 必要な時に
   縁ある人の支え 導きを通し
        手に入(い)るゆえに

『真実の光・神示 平成17年版』84ページ(中略あり)

将来を考えると、不安に思うこともあるでしょう。しかし、人には誰でも、人生の最後の最後まで人の役に立てる力があります。ですから、自分にできることで人のために、奉仕の心で生きていきましょう。そうした人は、さまざまな出会いを得て、それぞれの縁を深めていけます。この先、不測の事態に見舞われたとしても、不思議と、その時々に支えや協力を頂いて、生涯、安泰に生きていけるのです。