Q 人を傷つけていたと知り、落ち込む

60代

10年前の私の言動に傷つけられたと、友人から告げられて、がくぜんとしました。落ち込む気持ちを立て直せません。(60代女性) 

過去の出来事を変えることはできませんが、その出来事が持つ意味は、自分次第でいくらでも変えることができます。今回のことを糧として、心の成長を図れるように、今こそ神の教えを実践する時です。 

まずは、真摯(しんし)に、冷静に受け止めて、相手の性格と自分の生き方、両面から客観的に見詰め直してみましょう。もう一度、友人と本音で話し合うのも一つです。すると、「確かに自分に欠けたところがあった」「相手が誤解している」「昔の出来事にこだわる理由は…」などと、問題点が見えてきます。あらためてわびたり、丁寧に思いを伝えたりと、今やるべきことや、今後の関わり方も見えてくるでしょう。 

「教え」を通し 社会の姿 併せて我が心の姿(状況)を見詰めて 日々送る
 自然と迷う思いは治まり 「分」と立場をわきまえ 「任」を果たす人(存在)と成る
神見るに 皆は「教え」を守る心(信念)が薄い
 人の言葉に「心」振り回され 「道」の真理に「生きる」気持ちが揺れる
 心明るく 強く 「運命」に重なる人生を歩み抜く人を目指すべし

「教え」を通し
 社会の姿
  併せて
   我が心の姿(状況)を見詰めて
              日々送る
 自然と迷う思いは治まり
  「分」と立場をわきまえ
   「任」を果たす人(存在)と成る
神見るに
 皆は「教え」を守る心(信念)が薄い
 人の言葉に「心」振り回され
  「道」の真理に「生きる」気持ちが
               揺れる
 心明るく 強く
    「運命」に重なる人生を
       歩み抜く人を目指すべし

『真実の光・神示 令和3年版』130ページ(中略あり)

必要なのは、常に自分や周りを客観的に見詰め、自身を正す努力です。「運命」に重なる人生とは、自分の身の丈や、その時々の立場に応じて生きる姿です。それを意識していると、言い過ぎたり、求め過ぎたり、反対に遠慮し過ぎたりすることがなくなり、誰とも円満に付き合えます。自分の心が明るく、強ければ、必要以上に気持ちが揺れることもなく、つらい出来事も全て、自身を高める糧とできるのです。