家族で店を経営しています。店番をほぼ1人でしている上、家事も全て行っているのでゆとりがありません。家族に求める思いや、責める気持ちでいっぱいです。(40代女性)
A
忙しさと、心のゆとりは、実は全くの別物です。時間的な余裕がなくても、明るい気持ちで、ゆったりと頑張ることはできます。
そのために欠かせないのが、家族との心の重なりです。家族に求め、責めてばかりいては、状況は悪くなる一方です。現状を打開するために動けるのは、まず自分です。自ら声を掛けて、思いを伝え合う場を設けることから始めましょう。
その際、大切なのは、全員が、家庭内における自身の立場と任を知って話し合うことです。家庭を一本の立ち木に例えると、夫は根として家族の心を支え、妻は幹としてみんなをつなぎ、子供は枝として何でも思いを語る。そして祖父母であれば、土として見守るという立場と任があります。
それぞれが立場を踏まえて心を打ち明け、相手の話に耳を傾ける中で、お互いに理解が深まります。一人一人の状況が分かると、「手伝えない事情があったんだ」などと受け止められたり、「ここは任せて」と協力を得られたりするのです。
「教え」が 家族に関心を持たせ 会話の絶えない家庭をつくる
万人・万物に 温かい関心(こころ)で触れる 奉仕の心が育まれてゆく
奉仕の心が身に付くことで
人間は 人・物との出会いを生かし合い
互いの運命を重ね 支え 補い合って 成果を上げる
「教え」が 家族に関心を持たせ
会話の絶えない家庭をつくる
万人・万物に
温かい関心(こころ)で触れる
奉仕の心が育まれてゆく
奉仕の心が身に付くことで
人間は
人・物との出会いを生かし合い
互いの運命を
重ね 支え 補い合って
成果を上げる
人間は、自分を理解し、思ってくれる愛の心に触れると、その思いに応えようと頑張れるもの。家族であればなおさらです。ですから、自分から家族に愛の心で接しましょう。家族で思いやりの会話を重ねて、絆を深めるほど、気力が湧いて、生き生きと毎日を送れます。