Q 神の実在が信じられません

信仰

小さい時から信者ですが、正直、神の実在が信じられません。でも、苦しいときに祈願すると安心するし、両親も、若い時から神の教えを学ぶことが大切と強く言います。どうすれば信じられますか。

苦しい時に頼って楽になるというのは、神を宗教的な感覚で捉えているのかもしれません。神の「教え」を自分の生きる指針、「信仰」信念として、学んでみてください。

神の力は 我が「運命」が導く人生の尊さを体験したとき
    人は誰もが「神」を受け入れ 信じて「生きる」心と成るもの

神の力は 我が「運命」が導く
  人生の尊さを体験したとき
   人は誰もが「神」を受け入れ
    信じて「生きる」心と成るもの

『真実の光・神示 平成24年版』137ページ

学んで気付いたことを実践すると、神から授かった、自分の良さが磨かれていきます。自身の持つ力に目を向けて生きると、必ず神に守られていることを実感できます。どうにもならない怒りが収まったり、不安が消えたりと、自分の努力を超えた心の変化を、実体験として味わえるのです。

この世には、人の力では及ばないことがたくさんあります。例えば、宇宙は、人間が誕生する前から存在していたものです。地球も、海も、人が造ったものではありません。人間ができることには限りがあるのです。自然の猛威の前で人は無力であるように、私たちの努力には限界があります。

だからこそ、「信仰」という心の軸を持って生きることが大切です。それができないと、努力が生かされず、社会の変化にのまれてしまいます。

「信仰」は、「宗教」とは違います。宗教は、人が考え、つくり上げた人生観です。一方、信仰は、人知を超えた存在を信じ抜く強い心です。

また、ご両親に、なぜ学ぶことを勧めるのか、素直に思いを聞いてみましょう。きっと、「自分は若い時にこんな体験をしてね…」などと話してくれるはずです。神の実在を味わっている親の体験から、「信仰」の価値が必ず見えてくるでしょう。