高齢の両親は二人暮らしをしています。父は脳梗塞で倒れ、身体の一部が動きません。母が介護をしていますが、父の暴言に苦しんでいます。母の心が明るくなるために、私にできることはあるでしょうか。(50代女性)
A
体の自由を奪われ、行き場のない思い。長年連れ添った伴侶だからこそ、甘えが出て、感情をぶつけてしまう人は多いかもしれません。今まで以上に訪ねる機会を増やし、和やかな雰囲気づくりを意識して、両親に声を掛けていきましょう。
家族それぞれ 立場わきまえ 声掛け合って 生活すること
家族の心 支え 補い合って 心の負担は生まれない
いついつまでも 家族の心 神の手の中守られて 健康に暮らしてゆけるのである
家族それぞれ 立場わきまえ
声掛け合って 生活すること
家族の心 支え 補い合って
心の負担は生まれない
いついつまでも 家族の心
神の手の中守られて
健康に暮らしてゆけるのである
『真実の光・神示 平成19年版』111ページ(中略あり)
「お母さんに感謝だね」「いつもありがとう。差し入れだよ」などと、両親の心が和むような温かい触れ合いを重ねましょう。この時に大切なのが、娘という立場を踏まえて関わることです。心配なあまり、親に対して指示を出すような態度になってしまっては、状況は良くなるどころか、かえってみんなの心がバラバラになりかねません。家族には、おのおのの立場があることを心に置いて、父、母、それぞれの思いを尊重して支えていきましょう。
また、時には、「お母さんの手料理を食べたいな」「お父さん、お薦めのカメラを息子に教えてくれる?」など、両親の特技や経験を生かせるようなことで甘えてみるのも一つです。人は頼られることで生きがいを感じ、活力が湧いてくるものだからです。