がんの手術を受けることになりました。昼間はやることがあるので気が紛れても、夜になるといろいろと考えてしまいます。そのせいで、がんが見つかってからずっと不眠が続いています。(60代男性)
A
心配事を一人で抱え込んでいては、不安が募るばかりです。病気を患っているのは自分でも、一家全員の問題と捉え、今こそ家族を頼り、支えてもらいましょう。
体調を崩し 病名が付いたときにこそ
「人生」の歩みを振り返り 真の健康を手にする時と 悟るべし
「教え」が命(生命力)を引き出し 家庭の支えを得て 医療の手当てが生かされる
体調を崩し 病名が付いたときにこそ
「人生」の歩みを振り返り
真の健康を手にする時と
悟るべし
「教え」が命(生命力)を引き出し
家庭の支えを得て
医療の手当てが生かされる
自分が抱えている問題を家族に語るのは、弱音を吐くことでも、心配を掛けることでもありません。同じ血の流れの中、深い縁で結ばれた家族です。何も伝えない方が、かえって心配を掛けてしまうでしょう。ですから、「実はこういう病気で…」「こんな不安が…」「今の体の調子は…」と隠さず語り、何でも共有することです。自分の思いを聞いてもらうだけでも気持ちが楽になり、不眠も徐々に回復するはずです。
同時に、手術への不安は医師に打ち明け、手術内容や治療方針などをよく理解することも大切です。そのときも、家族に付き添ってもらうなど、一丸となって病に向き合っていきましょう。
体調を崩したときこそ、それまでの家族との関わり方を振り返り、正していく良い機会。家族の存在を何よりの支えとできれば、安心感や治療への意欲が湧き上がります。そこに、生命力が引き出され、治癒力や回復力も増すのです。