Q がんの手術が不安で眠れない

60代

がんの手術を受けることになりました。昼間はやることがあるので気が紛れても、夜になるといろいろと考えてしまいます。そのせいで、がんが見つかってからずっと不眠が続いています。(60代男性)

心配事を一人で抱え込んでいては、不安が募るばかりです。病気を患っているのは自分でも、一家全員の問題と捉え、今こそ家族を頼り、支えてもらいましょう。

体調を崩し 病名が付いたときにこそ
    「人生」の歩みを振り返り 真の健康を手にする時と 悟るべし
 「教え」が命(生命力)を引き出し 家庭の支えを得て 医療の手当てが生かされる

体調を崩し 病名が付いたときにこそ
  「人生」の歩みを振り返り
    真の健康を手にする時と
      悟るべし
 「教え」が命(生命力)を引き出し
  家庭の支えを得て
    医療の手当てが生かされる

令和3年2月23日 信者心の基勉強会健康編

自分が抱えている問題を家族に語るのは、弱音を吐くことでも、心配を掛けることでもありません。同じ血の流れの中、深い縁で結ばれた家族です。何も伝えない方が、かえって心配を掛けてしまうでしょう。ですから、「実はこういう病気で…」「こんな不安が…」「今の体の調子は…」と隠さず語り、何でも共有することです。自分の思いを聞いてもらうだけでも気持ちが楽になり、不眠も徐々に回復するはずです。

同時に、手術への不安は医師に打ち明け、手術内容や治療方針などをよく理解することも大切です。そのときも、家族に付き添ってもらうなど、一丸となって病に向き合っていきましょう。

体調を崩したときこそ、それまでの家族との関わり方を振り返り、正していく良い機会。家族の存在を何よりの支えとできれば、安心感や治療への意欲が湧き上がります。そこに、生命力が引き出され、治癒力や回復力も増すのです。