Q 夫がうつ病で、自分も不安定に

30代

夫は、仕事のストレスからうつ病になり、私にも二人の子供にも暴言を吐き、時に暴力を振るいます。私も心を病み、働けなくなりました。子供たちに申し訳ない気持ちと、夫を責める思いでいっぱいです。(30代女性)

家庭は一本の立ち木と捉えましょう。家族を支える根が夫で、枝先の子供とつなぐ幹が妻です。いかなるときも、根と幹のバランスが取れていれば、家庭は安泰です。夫がうつ病であるならば、そこから生じる暴言や暴力にのまれてしまわず、夫が抱えている苦しい思いを感じ取り、支えるのが、幹の本来の役割です。

しかし、自身も心を病んでしまった今、なすべきは、病気を治すために、夫婦二人で動くことです。

病は 心の乱れが 運命の力を抑え込むために 体調に現れ 起こる
神の「教え」を家族で学ぶ家は
    互いに思いを共有し 互いに声掛け 支え合って 実体を修正してゆける

病は 心の乱れが
    運命の力を抑え込むために
      体調に現れ 起こる
神の「教え」を家族で学ぶ家は
    互いに思いを共有し
      互いに声掛け 支え合って
        実体を修正してゆける

『真実の光・神示 平成29年版』100ページ

長い人生、お互いに体や心に不具合が起こることもあるでしょう。そのときに、立ち直っていく鍵は、夫婦の心の重なり合いです。

病院をはじめ、行政、会社の人事課、父母の協力など、頼れるところは数々あります。

具体的に今できることや、二人だけで頑張らなくてもいいことが見えてくると、自分の心にもゆとりが生まれます。まずは、「つらいときには言ってね」と夫に寄り添い、子供たちに「パパはちょっと気持ちが苦しいから、心配かもしれないけど、笑顔でいてあげようね」と伝えられる自分を目指しましょう。

常に思いを伝え合う、会話あふれる居心地の良い環境に、夫の心も自分の心も、そして子供の心も守られ、必ず乗り越えていけるのです。