[実践ポイント]環境変化の“波乗り”達人に

不安定な世界情勢、相次ぐ自然災害。企業への信頼を揺るがす事実の発覚。国内の物価一つを見ても、4月からは「値上げの春」などと報道されています。大きく、小さく、常に変化し続ける環境は、寄せては返す“波”のよう。そして私たち人間は、こうした日常の“波”を受けて、「嫌だな」「困ったな」と気持ちをのまれてしまう生き物です。しかし、決して絶えることのない社会の“波”も、神の教えがあれば、荒波すら味方に変えてしまえます。そんな“波乗り”達人を、ご一緒に目指しましょう!

達人への道、第一歩は「感謝」です。何かしてもらったから「ありがとう」…ではありません。“広く大きく受け止める心”です。「何で」「どうして」「○○で困っちゃう」。こうした“波”が押し寄せてきたら、ちょっと深呼吸。心の視野を広げてみましょう。それが、“浮き輪”や“サーフボード”となって、気持ちよく“波”に乗れてしまうのです。

ある男性は、なかなか上司に認めてもらえず、悶々(もんもん)とした毎日を過ごしていました。その上、異動してきたばかりの後輩が、なぜか新しいプロジェクトメンバーに抜擢(ばってき)。悔しさと憤りでいっぱいになった男性は、「上司も後輩も…顔も見たくない!」。
そんな“波”にのまれてしまったら、一刻も早く、「感謝」で心を“救助”しましょう。
目の前の出来事にとらわれず、視野を少し広くしてみると――。もともとは、「お客さまのために…」と頑張り、やりがいを味わってきた仕事。それがいつの間にか、上司の反応に気を取られていた自分が見えてきました。“浮き輪”や“サーフボード”を手にできた瞬間です。後はもう、この“波”に乗るだけ。難しくはありません。落ち着き始めた心に湧き上がってきたのは、「できることを惜しみなく」「お役に立ちたい」という純粋な思い。初心に返って臨んだら、お客さまから喜ばれ、上司にも、後輩にも頼りにされるように。以前より、ずっと充実感あふれる毎日を過ごしています。

こうした「感謝」の感覚を、まずは社会の最小単位である「家庭」で生かしましょう。家族みんなが「何でもどんとこい」の“波乗り”達人になれば、どんな環境変化も怖くないからです。そうした家庭に身を置く人には、「奉仕」や「愛」の心が育ちます。自ら積極的に関わって、できることで精いっぱい力を発揮。積み重ねるほど、“浮き輪”も“サーフボード”もより頑丈に、性能の良い物に! 人生が丸ごと守られるだけでなく、周りの人に求められ、頼られる存在となって、必ず仕合せを手にできるのです。

今日(いま) 世界は
  時代の運命(ちから)によって
        方向を変えられている
その間
  変化(ながれ)にのみ込まれ
     「人生」を枯らさぬために
 信者は「真理」に生きて
  「魂」が休まる家庭に
   人生(み)を置く「悟り」が必要

令和7年4月1日 『友輪』344号26ページ