「夫は怒らせると長引くから…」「妻は心配性だから…」。そう思いながら取る行動は、一見「気遣い」のようでいて、もしかすると、長年蓄積された「心のコリ」から来ているかもしれません。
「『どうせ』こうだから」「『前も』ああ言われたから」「『いつも』そうだから」。
「どうせ」「前も」「いつも」といった思いが心に潜んでいるときは要注意! この「先入観」や「わだかまり」が心のコリとなって、さまざまに悪影響を及ぼします。
特に家族は、一緒に過ごす時間が長い分、コリが固まりやすい間柄です。心がカチカチに凝っている状態では、家族はおろか、周りの人たちとも良い人間関係は築けません。ですから、コリは早いうちに自覚し、ほぐして、流していきましょう。
たとえ「いつも」そうでも、会話しないことには、家族の本心は分かりません。面倒がらず、決め付けず、言葉にしていく意識を持つことが大切です。
もし、「会話があまり続かない」「仲は悪くないはずなのに、何となく心が通わない」といった感覚があるなら、自分だけでなく、家族の心にも「コリ」がある可能性大。「どうせ言っても否定されるから」などと思わせていないか…、自身を振り返ってみましょう。今の相手の言動を引き出しているのは、自分の関わり方、と気付くことです。
神の教えがあれば、自分のコリも、家族のコリも解消できます。「あなたの言っていること、よく分かるよ」と共感の言葉をプラスしたり、話の最後に「聞いてくれてありがとう」と伝えたり。「今は忙しそうだから、後で声を掛けよう」と、話すタイミングを計る場合もあるでしょう。教えを学んでいる人は、その時の状況や、相手に合わせた行動が自然と取れます。その時々のあるべき道、「正道」を歩めるのです。
そこから先は、いいことずくめ。コリがほぐれて、心が明るく、軽やかでいられるのはもちろん、「お互いの本音を知るきっかけになった」「かえって信頼関係が深まった」などと、状況が好転していきます。これがまさに11月1日の神示にもある「不思議な体験」。こうした体験をたくさん重ねて、「神の実在を体感してゆく」人生を歩んでいきましょう。