〈特別版〉教主正使者供丸光先生のお話
「家族に残すもの」 

「正しい」家族の関わりとは

正しい家族の関わりは、年代に応じた生き方※を参考にするとよいでしょう。父、母は誠実に我が子に触れ、子供は素直、正直に生きる。そして、祖父母は温かく見守ることです。そこに、その家はますます心が重なり、調和していきます。「和のある家庭」とは、波風の立たない家庭ではありません。「家族の感情交流が図れる」家庭です。職場や学校で何かあっても、家では「つらかった」「腹が立った」と心情を吐露できる。家族は、話をよく聞き、「大変だったね」「元気出して」と温かく寄り添う。家族が直面した出来事には、みんなが「我が事」として進んで関わる。それが「正しい関わり」です。 

ところが、社会にあふれる知識や情報を家庭に持ち込むと、「ハラスメントで訴えた方がいいよ」「うちも投資しようか…」などと、自我や欲心にのまれてしまいかねません。すると、温かい関わりができなくなってしまいます。「そんなことで、この先やっていけるのか」「だから駄目なのよ」と、否定や批判の心が強まり、家族の心がバラバラに。やがては会話自体が減っていくでしょう。 

良い因を家族に残し、「開運」を

愛情でつながる家庭であれば、お互いの好きな物、喜ぶことに、それぞれが関心を向け合います。家族の愛をいつも感じていると、悪い誘いを受けても、「これをしたら親が悲しむだろう」と心が動き、間違った方向には進みません。家族を思い、優しく関わる親の姿を見て、自然と子供にも同じ生き方が身に付いていくのです。 

その結果、病気、事故・災難のない家庭になっていきます。それだけではありません。家族一人一人が悔いのない人生を全うし、次の人生へと旅立てます。良い生き方、生きざまが良き「因」となって家族に残り、次の代へと受け継がれていくのです。その家の「心の道」が太くつながり、次に生まれてくる人生のスタートラインも、引き上げられます。これが「開運」です。良き因を受け継いだその家族は、ますます栄えていけます。朽ちた大木を養分として若芽が出るように、豊かに次の世代へとつながっていくのです。 

「目には見えないもの」を感じて

日本という国は、自然豊かな環境です。四季の移り変わりがあり、海に囲まれて、山も多く、それぞれからの恵みもあります。身の回りにある生命循環に触れて、知らず知らず真理を学んできたことも多いと思います。 

考古学、地質学、生命科学、医療科学…。さまざまな学問が発達した今も、一つの発見によって、それまでの仮説はあっという間に覆ってしまいます。人知とは、そのくらい浅いところに限界があるということでしょう。 

大山のご指示の下で、神示教会を設立された供丸斎先生は、「全てが神の手の中なんだよ」とおっしゃっていました。目には見えない大きなものに、もっと畏敬の念を持ち、過ごせる私たちでありたいと思います。 

※年代に応じた生き方…神は、人の一生を四季に例え、そこに見合う年代ごとの生き方を教えてくださいます。 

 誕生から15歳までは、早春。親の庇護(ひご)の下、健やかに過ごす。

 15歳から30歳は「春」。素直、正直に人生の土台を築く。 

 30代から50代は「夏」。社会の中軸として誠実に生きる。 

 60歳以降は「秋」。見守る心で生きる。 

年代に応じた心で生きると、人生の終焉(しゅうえん)である「冬」を悔いなく迎えられます。家庭においては、子供が春の年代、両親は夏の年代、祖父母は秋の年代の心を意識しましょう。 

この記事は『心の旅路106』に掲載された内容を基に作成しています。