遠方に一人で暮らす実母が心配で、実家に戻り、世話をしています。近くに兄夫婦がいますが、兄嫁の態度が冷たく、任せておけません。夫は渋々了承しているものの、家に一人残したままでいいのか、不安です。(50代女性)
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生きる中では、さまざまな問題が起きてきます。その時に、家族が一丸となると、一人で頑張るより、はるかに力強く乗り越えていくことができます。
親を支えたいという気持ちは、尊いものです。しかし、その思いが強くなり過ぎると、「私一人で支えなければ」と自分を追い込み、家族から孤立してしまいかねません。
まずは、一番心を重ねるべき相手である夫と、よく話し合いましょう。「お母さんのお世話をさせてくれて、ありがとう」「兄夫婦には、任せられなくて…」などと、感謝とともに正直な思いも伝えることです。そして、夫の気持ちにも耳を傾けるのです。「この時期は仕事が忙しいから、家にいてほしい」「お義兄さんたちも、よくやっていると思うよ」など、夫の思いがつかめれば、その都度、夫婦で考え、心を重ねて親に関わっていけます。
また、兄夫婦にも、自分には分からない葛藤や苦労があるはずです。一面だけを捉えて冷たいと決め付けず、相手にも事情があることを踏まえ、思いやる心を意識しましょう。「いつも気に掛けてくれてありがとう」などと感謝を伝えながら、歩み寄る姿勢で、本音を話し合う努力をすることです。
皆で協力し合えれば、生活や経済面などに無理のない役割分担ができます。「家族みんな」で支えていくことで、全員が、無理も、負担感もなくなります。母親にとっても、一番心地よい環境となるのです。
「教え」で関わる家庭を築く
努力をするべし
自然と心は安定し
感謝の思いが
「人生」の迷いを消してゆく
成すべきことは
奉仕の心を知って
出会いを生かす心を欠かない
気持ちは 明るく 強く
人々に関わる思いが深まってゆく
この時に 人間は
真の健康を手にできる
(令和6年2月23日)
親が子に願うのは、自分のために誰かが犠牲になることではなく、子供たちが仲良く、和やかに暮らす姿です。その安心感を味わうところに、親は、心も体もゆったりと、穏やかな毎日を過ごせます。これこそが、本当の親孝行の姿です。家族全員の、悔いのない人生につながっていきます。
