Q 交際相手に家庭の事情を伝えられない

20代

交際している彼女と結婚を考えていますが、私の両親は別居中の上、父はギャンブル依存症で、借金も抱えています。それを話せば、別れを告げられそうで、なかなか言い出せません。隠したまま結婚するのは良くないと思いつつ、どうすべきか悩んでいます。(20代男性) 

人生の幸、不幸は、仲の良い家庭を築けるか否かで決まっていきます。中でも、家族の中心となる夫婦は、最も重要な間柄です。二人が固い信頼関係を結べてこそ、支え合い、補い合って生きられるのです。真実を伝えずに話を進めるような対応は、避けなければなりません。 

加えて、結婚は、二人だけの問題ではなく、家と家の結び付きとも言えます。二人の生活には、互いの両親の理解や応援も必要です。 

どの家にも、数々の事情があり、親であっても欠点は必ずあります。ですから、生み、育ててもらった感謝を忘れずに、時に反面教師にしながら、自分たちは、良い生き方を積み重ねていけるよう努めること。その決意が不可欠です。 

結婚――多くの出会い
     重ね重ねて人生歩むほどに
    出会いも深まり
       良縁引き寄せ 形となる
多くの縁が
 我が人生に 良き出会いと返るよう
  神の教えを
     我が心 生き方に生かすべし

『真実の光・神示 平成19年版』109ページ(中略あり) 

結婚は、目的ではなく、通過点です。その後の人生をどう生きて、和のある家庭を築いていくかが重要なのです。ですから、何事にも、誠実に関わり、常に話し合っていきましょう。そうして、共に歩み抜く決意が固まった時に初めて、結婚へと進めることができます。 

互いに、全ての現実を受け止めた上で、結婚を決意できれば、今後どのような困難に見舞われたとしても、教えを基に考え、力を合わせて乗り越えていけるでしょう。