年下なのに、強い口調で話してくる人に、むかついてしまいます。友人に話を聞いてもらいスッキリしたのですが、思い出すとまたムクムクと嫌な気持ちが湧いてきて取れません。(30代女性)
A
人間は、自分の心を大切にしてくれる人には、自然と敬いの言葉や態度で接するものです。
自身の言動は、相手にどう映っているでしょうか。強い口調を引き出すような関わり方をしていなかったか、心の中を見詰めてみることです。言葉や態度には、心が表れます。意識していなくても、見下すような思いや、嫌ったり、苦手に感じたりすることはなかったでしょうか。そうした心が伝わり、現状に至っているのかもしれません。
神の教えを学び 家族 友人 縁者の思いを受け止め 奉仕する人であれ
この気持ちが出会いを深め 我が「存在」が生きてくるのである
神の教えを学び
家族 友人 縁者の思いを受け止め
奉仕する人であれ
この気持ちが出会いを深め
我が「存在」が生きてくるのである
『真実の光・神示 平成23年版』49ページ
誰とも良い人間関係を築くには、相手の口調や態度、気持ちにのまれない強い心を持つことです。それには、相手の問題でなく、自分の人生の問題として、神の教えに生きることを信念とすることが必要です。どのような人にも、必ず良いところがあります。それを見つけられるように関わっていきましょう。
さらに、相手の気持ちをおもんぱかり、自尊心を傷つけない触れ方を心掛けることです。そうした愛の心が、相手の良い面を引き出していきます。心が通い合う人間関係を育んでいけるでしょう。
嫌な気持ちを、仲の良い友人に聞いてもらっても、すっきりするのは一時だけで、真には流れていきません。それどころか、無関係の友人にまで不快な思いを与え、大きく道を欠いてしまいます。
根本的に解決するためにも、人の心を大切にする「奉仕心」を、生き方の軸にしていきましょう。そこに、人との縁が深まり、自分の存在も輝いていきます。誰からも、愛され、慕われるのです。