友達が良い物を持っていると、うらやましくなります。張り合って購入し、一時は満足するものの、後でむなしさに襲われます。今回も、周りに乗せられ高級車を買いましたが、維持できず、手放すことに…。とんでもない無駄遣いをした後悔と、同じことを繰り返す自分が嫌になります。(20代男性)
A
人には誰でも、欲があるものです。欲は、悪いものではありません。欲があるから、自分を高めていこうとも思えます。ですから、身の丈に合う正しい欲を持つことが必要です。
そのときに目を向けるべきなのは、物質的な豊かさよりも、精神的な豊かさです。形のあるものは、いずれ古くなり、使えなくもなります。しかし、そこに込められた思いは消えることはありません。「母が編んでくれた手袋だから、今も大事にしている」などというように、心を大切にする姿勢です。そこに目を向ければ、本当に価値あるものを見極められるようになります。
さらに、最も重要なのは、自分の持つ「社会に役立てる力」を磨き、多くの人々のために生かしていくことです。
――「運命」磨くことに 心を使う――
自然と意欲あふれる心が生まれ 誠実に生きる我と成る
人の言葉に負けることなく ただ誠実に世(社会)に奉仕する心を 神に願えよ
――「運命」磨くことに 心を使う――
自然と意欲あふれる心が生まれ
誠実に生きる我と成る
人の言葉に負けることなく
ただ誠実に世(社会)に
奉仕する心を
神に願えよ
『真実の光・神示 平成23年版』49ページ(中略あり)
人それぞれ、与えられた良さ、持っている力は異なります。ですから、人と張り合うのではなく、今、自分にできることを誠実に行っていきましょう。まずは自分自身の力を信じて、求められたなら、惜しみなく発揮するのです。神の教えを学ぶほど、奉仕する意欲が湧き上がります。そこに、どれほど高価な物を持っても手にすることのできない、「本物の自信」が得られます。