夫に病気が見つかりました。私は夫婦で調和を図りたくて、どんなことも話し合い、関わろうとしています。それなのに、今回も、悪くなって初めて病状を聞かされ、なぜすぐに話してくれないのと不満でいっぱいです。(70代女性)
A
夫婦であっても別の人間。考え方はそれぞれです。ですから、自分の思いに相手を合わせようとする前に、病気のことを伝えてこなかった夫の心情を考えてみましょう。そこには、妻に心配を掛けたくない思いや、不安な思いがあったかもしれません。
――悔いなき人生手にするために 「真理」に生きる家庭を築く――
我が任を知って 家庭で生かしてごらん
自然と家族の心は まとまり 重なり 会話が弾む
仕合せの輪が広がり 「六つの花」が芽吹き始める
――悔いなき人生手にするために
「真理」に生きる家庭を築く――
我が任を知って 家庭で生かしてごらん
自然と家族の心は まとまり 重なり
会話が弾む
仕合せの輪が広がり
「六つの花」が芽吹き始める
『真実の光・神示 平成25年版』88ページ(中略あり)
夫婦は、鍋とふたのような関係です。ぴったりと重なるには、互いが、それぞれの形に合わせていく努力が必要です。会話は大切ですが、口数の少ない夫に、「話して」と求め過ぎては、責められているように感じることもあるでしょう。また、長年の経験から、夫への諦めや決め付けの気持ちがあると、それも相手に伝わり、より一層心を閉ざしてしまうものです。
夫にどのような気持ちで関わってきたか、自身の心の姿を見詰め直しましょう。その上で、寄り添う気持ちで向き合うことです。日頃から、明るく穏やかな心で自分の思いを伝えていけば、自然と、夫も心を開くはずです。
今回のことをきっかけに、教えに沿って夫に触れ、心の通い合う夫婦を目指しましょう。そこに、夫の心も安定し、治癒力や回復力も増します。夫婦二人で、喜びと安心感のある毎日が送れるのです。
※六つの花(六つの花びら);神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『理知の真理14』9ページで確認しましょう。