(茨城県TN/60代女性)
母子家庭で育った男性が、職場での行き詰まりをきっかけに、母親に心を開き、本音で向き合えるようになった、という「喜びの声」(令和4年8月25日)。
自分の子供の頃を思い浮かべながら読みました。父は早くに亡くなっていて、母は病弱。私は、「こんなことを言ったら、親に心配を掛けてしまう」と考え、思いを心の奥にしまい込む子供でした。だから、この方が「お母さんに気持ちを伝えよう」とする場面では、その懸命さが胸に迫って、自然と涙があふれました。
私たち夫婦は子供がいませんが、読み終わった後、「もし私が親だったら…」と、自分に重ねて考えました。おそらく、相手の思いを全て聞く前に、「頑張れ、頑張れ!」と言ってしまった気がします。実は先日、幼い頃から私を慕ってくれている親戚の子を、何げないひと言で怒らせてしまいました。すぐに謝って許してもらったものの、「まずは、相手の話を最後まで聞くべきだった」と、深く反省したところです。
喜びの声は、自分に当てはまることがたくさんあり、「ここに気を付けよう」と参考になることばかりです。夫婦で毎日楽しみにしていて、夜になると、お互いに「きょうの読んだ?」「読んだよ」などと声を掛け合います。夫が疲れている日は私が読んであげ、私が忙しかった時は、夫が読み上げてくれることも。大切なのは、読んで気付いたことを、実践につなげること。日々の生活の中で、しっかり実践に移していきます!