(岐阜県KE/60代女性)
「公式サイト、毎日見ていますか?」と授業で聞かれてから、それが日課の一つになりました。そんな私が、「これだ!」と衝撃を受けた「喜びの声」(令和3年9月5日)があります。40年来「何を言っても全否定」だった義父に、自分から歩み寄ったら、思いがけない優しさが見えて…という内容でした。
実は、私は以前から、3人の子供たちとの間に、心の壁があるのを感じていました。もともと会話が少なかった上に、それぞれが独立してからは、顔を合わせること自体が減ったからです。でも、どうしたらいいのか…。漠然と感じていた課題を、深く見詰める機会をくれたのが、この方の体験談でした。
子供たちとの隔たりをなくしたい。それには、まず私が変わること。そう強く感じました。振り返ると、看護師をしていた私は、子育て時期も仕事が多忙な上に、お付き合いを優先。親らしい触れ合いができていませんでした。ずっと以前、下の子から、「だっこしてほしかった」と言われたこともあるほどです。「伝えてこなかった愛情を、今からでも言葉や態度に表したい」。湧き上がる気持ちを神に祈願しました。そして、我が子を所有物化し、価値観を押し付けていたことを反省。子供たちの思いを受け入れ、尊重しようと心掛けていったのです。
今、心の壁は少しずつ薄くなっています。帰省してもホテルに泊まっていた子が、「家に泊まりたい」と言ってくれるように。今年受けた神魂の儀では、「自分のことを後回しにしても、家族を優先してくれる」と言葉を掛けてもらい、胸がいっぱいになりました。
「喜びの声」は、いつも「自分だったらどうかな」と思いながら読んでいます。忙しくても手を止めて、自分の心と向き合いながら読むと、「そうかあ、私もそこに気を付けよう」と必ず気付けるのです。一つ一つはささいなことでも、積み重ねの力を感じています。