互いの心が変わる不思議を

(東京都KS/50代女性) 

ことし、夫が単身赴任となりました。やっと一緒に教えを学びに行けるようになったのに…。一人でも学んでくれるだろうかという不安と、「きっと大丈夫」と思う気持ちが入り交じって複雑でした。教務相談も受け、夫と話し合い、赴任先に御神居用御神体を用意しました。 

今までとは格段に違う心に 

祈願するときに、神の分魂があるのとないのとでは、毎日を過ごす意識から違います。私自身、足りないところを一つ一つ気付かせていただいています。夫と気持ちがぶつかることがあっても、今までの私たちとは格段に違う…そう確信できます。 

夫は疲れているだろうに、毎月帰ってきてくれます。それだけでも、胸がいっぱいです。私が間違えて電話をしても、「何かあったか?」と心配して連絡をくれます。こんなことは、今まで一度もありませんでした。夫がいるときはやる気が出て、ご飯も作ろうと思えます。半面、自分のためだけだと大して頑張れないことを、ものすごく実感しました。 

神を感じて祈願できる価値が 

先日、夫と買い物に行った時、お互いの勘違いではぐれてしまいました。短気な夫は怒って、「一生許さない」とまで。これまでの私なら、言い返していたと思います。それが、不思議と穏やかに、思いを伝えられたのです。「言ったつもりだったけど、ごめんね。次からは、間違いがないようによく確認するね。一緒に仲良くやっていきたいから…」。すると、破裂寸前の風船のように膨れていた夫が、急に空気が抜けたように「うん」と言うのです。こんなこと、神業としか思えません。 

いつでも御神体を通して、神を感じて祈願できるからこその奇跡。神に祈願が通っているし、夫にもその価値が伝わっていると感じます。御神体がそばにあることが、どれほど私の心を安定させてくださるか。こんな不思議を何度経験しても、「さっきのあの心はどこ行ったんだろう?」と、神の力を感じずにはいられません。当初の私の不安をよそに、一緒に学べる時間も持てて、日々祈願しながら頑張っている夫。夫婦で同じ方向に進んでいるから、前よりも気持ちが重なるようになったと感じます。夫ともっと心を一つにできるように、神の分魂が封じ込められた御神体であることを意識し、祈願しながら心を磨いていきます。