嵐の日に見つけた心の奇跡

○新潟県・MKさん(50代女性)

この冬、大雪や暴風雪の警報が何度も出ました。怖がりの私は、かつて体験した雪嵐の恐怖を思い出し、不安になります。そのたびに、神に思いを訴えていました。

1月のある日、爆弾低気圧の通過で、私の住む新潟県は、昼ごろには、ホワイトアウト状態。その日、私は出勤していましたが、早々に帰宅することになりました。我が家は、孫を入れて7人家族です。LINEで様子を聞くと、停電中でした。そこで、電気がなくても使える石油ストーブの在りかを伝えて、家路を急ぎました。幸い、娘婿が休みで、家の前を除雪してくれていました。

停電でも、水が出るし、プロパンガスで料理はできます。残りのご飯を温め、寄せ鍋をして、お餅も、ラーメンも入れて、みんなで夕食を取りました。普段は帰りの遅い娘婿も、夜勤が多い次女も、雪のため在宅していて、和やかなだんらんでした。

何の不安もなく、こんな日は早く休もうと横になりました。就寝前に水で顔を洗うと、冷たくて、「湯沸かし器がなかった昔の人は大変だったろうな」と思いました。夜中に電気がついた時はとてもうれしかったです。電気も、お湯も、あって当たり前と思っていましたが、あらためて感謝が湧いた一日でした。

また、停電中、「大丈夫?」と電話をくれた知人、退社時に「バイパスは視界が悪いから国道で…」と助言してくれた方、激しい暴風雪の中、電気や道路の復旧に努めてくださった方々も。多くの支えを頂いていることにも気付き、本当にありがたく思いました。

思えば、私の心は、怖さも、不満も全く感じなかったのです。心をしっかりお守りいただいたことに感謝しています。

神の教えでつかんだ仕合せのコツ。どうぞ、ご家族にも共有してください。皆さまでほっこりしつつ、見えたコツを家族で生かしましょう。

日常で見つけた“小さな仕合せ”を、ぜひお寄せください。

しあわせ通信
社会で光る人