薄味のみそ汁と泡のお風呂

○秋田県・RKさん(60代女性)

我が家は、4世代で暮らしています。

ある日の昼時、朝作って家族に出した残りのみそ汁を飲んでビックリ。あまりに味がしないのです。朝、誰からも、何も言われなかったのが、驚きでした。

お昼を一緒に食べていた母に、「みそ汁、味が薄かった?」と聞くと、「ちょっと薄かったけど、作ってもらえるだけで感謝だからね」と言うのです。家族の優しさを感じながら、味見もせずに出してしまった自分のゆとりのなさを大反省。それからは、以前にも増して、心を込めて作っています。

また、ある時、こんなことがありました。お風呂の準備は母の担当です。一番風呂に入った夫に呼ばれて行ってみると、入浴剤と間違えてシャンプーが入っていたようで、浴槽が泡だらけ。それでも夫は、「きょうのお風呂はヨーロッパ風でいいな」と笑い飛ばし、息子と孫も、「すごいね! きょうはヨーロッパ風呂だ♪」と楽しんでいました。

みんなで神の教えを学んでいるおかげで、いつも温かい笑顔と会話が絶えません。こんな我が家だからこそ、母は認知症が進む中でも、「きょうは何から始めるか」と、朝から腕まくりで張り切っています。

家族一人一人が生き生きと過ごせることに感謝、感謝の毎日。我が家は、本当に仕合せです。

神の教えでつかんだ仕合せのコツ。どうぞ、ご家族にも共有してください。皆さまでほっこりしつつ、見えたコツを家族で生かしましょう。

日常で見つけた“小さな仕合せ”を、ぜひお寄せください。

しあわせ通信
社会で光る人