理にかなった「心の指針」
(YKさん/50代男性/大学教授)

信者として歩み始めて35年。神の教えは、社会で生きる私にとって、理にかなった価値があり、絶対になくてはならない心の指針です。

心を守っていただける絶大な安心感

私は、人々の生活に有用なエネルギー技術を開発する研究をしています。いくら良いアイデアが浮かんでも学生、研究者、企業人など、多くの方々のご理解とご協力がなければ形にはできません。ご協力は本当にありがたいことです。だからこそ、関わる方々が希望を持って、楽しく取り組んでほしいといつも願っています。

とはいえ、「実験が予定どおり進まない」「納品が間に合わない」「思ったように協力していただけない」などのトラブルは日常茶飯事で、日々イライラという“心の邪気”との闘いです。怒るのは簡単ですが、感情的になっては相手を傷つけ、やる気をそいでしまう…。心は自分でコントロールできないだけに、神への祈願が欠かせません。「ゆとりと笑顔を欠かないように…」「温かい言葉を掛けられるように…」とすぐに神に語り掛け、心の動きを良い方向へと向かわせていただける安心感は、何物にも代え難い支え。穏やかな心で関わる中で、短い納期であっても必要な支援が見事に集まって納品が間に合ったり、もめ事が起きても双方の理解が進んで自然と丸く収まったりと、人・物の動きをもっての不思議な出来事、奇跡を幾度となく体験してきました。気が付けば、神のご守護を常に、具体的に感じることができています。

「できるところ」に目を向ける

研究とともに、学部生や大学院生の指導をしています。ただ知識を教えるだけでなく、社会に貢献できる学生を送り出すのが私の使命です。

それには、「叱る」と「褒める」の両方が必要です。実験結果一つも、「人に見せるものだから、丁寧に、正確に記すこと」と細かく指導します。口うるさいかもしれませんが、研究成果よりも誠実に取り組む“心の姿勢”が、社会に出たときに役立つと思うのです。

褒めることも重要です。学生それぞれに得手不得手はありますが、できないところを見るのではなく、できるところや持ち味を一つでも多く見つけようと心掛けています。「データをまとめるのが上手になりましたね」「小さな発見だけれど、世界初の成果ですね」など、ささいなことでも褒めると、やりがいを持って研究に取り組んでもらえます。教え子が社会人として活躍し、私の知らない世界で社会貢献している様子を見聞きすると、本当にうれしく思います。

毎日が出会いを生かすトレーニング

研究、指導、会議…と目まぐるしい毎日ですが、だからこそ、周りへの感謝を忘れないようにしています。言葉で伝えるのも重要と思います。メール連絡は見えない相手だからこそ、「貴重なご報告ありがとうございます」などと言葉を添えつつ、できるだけ簡潔に、早い返信を心掛けています。相手は時間を割いて関わってくれているのだから、当たり前ではなく、その思いにきちんとお応えすることを意識しています。

神の教えの実践は、私にとって「出会いを生かすトレーニング」です。例えば、苦手な人と関わるとき。良いところを見ようと努力する。すぐに否定せず、話を最後まで聞いてみる。そうした縁を大切にするトレーニングを積み重ねることで、不思議と友人、知人が世界中にできていました。自分が相手を助けたつもりであっても、それ以上に助けていただくことが多く、神の教えの、理にかなった価値を感じます。

もし、神と出会っていなければ、私は今頃、悩みの絶えない人生を送っていたでしょう。神と共に生きると、一瞬一瞬の心の動きを、全て後悔しない方、正しい方へと導いていただけます。その確かな安心感を胸に、研究者として人類に役立つ技術をつくれるよう、今後もまい進してまいります。