夫婦で歩む心の小旅行

○北海道・YNさん(50代女性)

体が弱く、大の運動嫌いの私が、毎朝歩き始めて、もう半年以上です。きっかけは、昨春定年退職した夫が、近くの野鳥が来る川の写真を、毎日楽しそうに撮ってきてくれたことでした。夫に感化されて、私も歩くようになり、さまざまな植物や生き物たちと共に命ある喜びを味わっています。

春から夏にかけては、川が見えなくなるほど、草木が勢いよく繁茂し、鳥たちはゆったりと居場所を占拠してくつろぎます。秋口にはさけが遡上し、雪が積もってからも氷を避けながら、懸命に子孫を残し、力尽きて天命を全うする姿を目にします。自然界の四季を通じて、人の一生を感じることができました。

時には、サボりたくなることもありますが、夫が背中を押してくれます。私も、寒い日には「きょうは、マフラーが必要だね」と、風邪をひかないよう夫の体をいたわります。ゆったりした時間が過ぎていく毎日は、二人で心の旅をしているようです。日々の仕合せをかみしめながら、夫婦で並んで、朝に夕に御神体の前で神に御礼を申し上げております。

神の教えでつかんだ仕合せのコツ。どうぞ、ご家族にも共有してください。皆さまでほっこりしつつ、見えたコツを家族で生かしましょう。

日常で見つけた“小さな仕合せ”を、ぜひお寄せください。

しあわせ通信
社会で光る人