データの先にいる信者さんを感じて
西谷裕聡(システム開発担当)

「体一つでいらっしゃい」供丸姫先生の深い御心に吸い寄せられるように、私の職員人生は始まりました。以来38年、信者籍データや教会費、全国中継など、さまざまなシステムをゼロから構築してきました。
もともとシステム管理の仕事をしていた私は、奉職後、手台帳で管理していた情報のデータ化を提案させていただきました。試行錯誤の連続でしたが、「できません」は、私の中にありませんでした。「私を信頼し、任せてくださる供丸姫先生を絶対に裏切れない。そのためにやるしかない」それだけでした。分からないことはとことん調べ、何度失敗しても、できるまでやる。そうして、信者さんのために魂を込めたプログラムが完成していきました。
昔も、今も、私の原動力は、信者さんと職員仲間の存在です。目の前のコンピュータの奥にある、何十万もの信者さんのデータ。おじいちゃんもいれば、赤ちゃんもいて、全国の職員がその信者さんと触れ合っている…。「自分は一人じゃない。みんなとつながっている」という思いが、エネルギーに変わるのです。
電算室では、膨大なデータを日々管理、更新していますが、私は、「信者さんの命をお預かりしている」と思っています。信者さんが、教会を信頼し、託してくださった大切な情報が、「消えない」「止まらない」「流出しない」のは当たり前。責任とプレッシャーは相当なものでしたが、30年以上、一度も事故が起きなかったのが自慢です。でも、それは私の技術レベルを超えた話で、神の応援を頂いているとしか思えません。
「今できることを精いっぱいする」毎日、毎日これを積み重ねていけば、不思議と結果が光る。奉職前に培った経験を生かしきれる。本当に、ここは神の教会だと感じます。
電算室にある機械一つ一つが、私にとって大切な大山ファミリーです。このシステムを土台に、4月からは信者籍管理システムが新しくなります。今後も進化し続けていく神示教会。その歴史に寄り添ったシステムづくりに携わり、次世代へとつないでいける誇りを感じています。今後も、神示教会というひのき舞台を支える黒子として、救世業務に邁進してまいります。