一通の手紙にも真心を込めて
大久保典子(実務担当)

供丸姫先生は、「縁」をとても大切にされていました。その御心を受け、神示教会とご縁のあった皆さまに悔いのない人生を歩んでいただきたいと思って、業務に当たっています。
今日まで、儀式の対象者や海外にお住まいの方に、ご案内状や教会図書をお届けするなど、さまざまな“物”を扱うのが、業務の主流でした。すべきことは膨大ですが、「自分ができることをすれば、他の職員が別の業務に集中でき、ますます多くの救いにつながる」と思うと、できることを精いっぱい…と体が自然に動きます。幼い頃から病弱だったので、こうして健康を頂き、業務をさせてもらえるだけで、ありがたいのです。
とはいえ、人間の力には限界があります。特に、おっちょこちょいが服を着て歩いているような性格のため、一つ一つミスのないように、信者さんにご迷惑をおかけしないように、祈願が欠かせません。そうして真心を込めて送った小包を手にした方たちは、「『友輪』が届きました。早速読みます!」「新刊を楽しみにしていました。うれしいです!」など、とても喜んでくださいます。させていただいたことが、巡り巡って信者さんの喜びや救いにつながっていると思うとうれしく、頑張る力を頂きます。
私は、二十代で父を亡くしました。神の大きなご守護の中でしたが、他の人たちには、命の瀬戸際などでなく、もっと早く神に心を寄せていただきたいと思います。一日も早く正しい信者としての道を歩みだせたなら、もっと仕合せになれる、もっと長生きできる、“間に合う人”がたくさんいると思うのです。神と出会ったお一人お一人が笑顔でいられるよう、裏方として精いっぱい支えさせていただきます。