命ある今に感謝して
旭川偉光会館が開所したのは、ことしの4月26日。まだ雪が残り、春とはいえ、寒さが身に染みる頃でした。今は、大空に入道雲が浮かぶ季節になっています。
西日本での生活が長かった私にとって、初めて住む北の大地は、とても新鮮でした。自分が目にしてきたもの、長年の経験で思い込んでいた価値観が、新たな物の見方、感じ方へと広がっていくようでした。
一番の驚きは、桜の開花です。ある朝、通勤時に桜の花が咲き始めているのを見つけました。これから三分咲き、五分咲きになっていくと楽しみにしていたところ、何と帰る時には、満開でした。満開のまま、葉が生い茂っている木々もありました。
春と夏が短いからこそ、自然も、この地に住む人々も、今しかないその時に感謝し、与えられた環境の中で、今ある命を大切にしているように感じます。家々の庭にもいろいろな花が咲き、調和した姿が、道行く人々の心を癒やし、元気づけてくれているようです。
「今」に感謝 「今」を受け入れ 生きるなら
自然と「豊かな心」芽吹き始めて 生きる楽しさ味わえる
「豊かな心」が 皆の人生 悔いなきものへと導いてゆく
「今」に感謝
「今」を受け入れ 生きるなら
自然と「豊かな心」芽吹き始めて
生きる楽しさ味わえる
「豊かな心」が 皆の人生
悔いなきものへと導いてゆく
『真実の光・神示 平成18年版』171ページ
今の時代は、心が痛むニュースが連日のように報道されています。日常生活でも、自分の意に沿わない出来事に、心がいら立ったり、落ち込んだりすることがあるかもしれません。そのようなとき、家族や友人の、何げないひと言で、気持ちが落ち着いたり、心がホワッとなったりします。
今しかないこの時をどう感じ、どう受け止めるのか、見えない自分の心の姿によって、今ある環境も、未来の姿も変わっていきます。
命ある今に感謝して、家族や大切な人たちと共に、悔いのない人生を歩んでいきたいと思います。