菊永正子神事(きくなが・まさこ)

命の光が輝いて

7月から再開した青少年の授業。小さな子や青年たちの姿に命の光を感じて、笑みがこぼれた私です。
手をつないで歩く母親と中学生の女の子のまとった温もりに引き寄せられ、思わず声を掛けました。そのやりとりの気持ちよさ…。

「一番うれしかったことって言えますか?」
「3歳くらいの時、初めて見る大雪に、家から飛び出して近所の友だちとかまくらを作ったことがあって。ひと言もしゃべらずに一生懸命雪を集め、積み上げて固めたの」出来上がったかまくらの中は別世界だったそうです。
迎えに来てくれた母親と話しながら、手をつないで帰った時、「あらっ、冷たいね」とお母さん。家に着いたら、お湯で手を洗ってくれた。「…まだ冷たいね」と、自分を椅子に座らせ、お湯の入ったバケツを持ってきて、「頑張ったね、雪のおうち。指さんたちもみんなで頑張ったね」とあったかいあったかいお湯の中で、指を一本ずつさすってくれたそうです。
「小さな私は、初めて母の頭の上を見ていた。こんなことしてくれるお母さんて、すごいなと思った」。

母親は、「初めて聞きました。私もはっきりその時のことを覚えていますが、驚きました。見えない心が伝わるのですね。声を掛けてくださってありがとうございます」と、言っていました。

人間は 愛を求めて生きるもの
 なれど 愛の姿が分からず 生きている
「教え」に生きて 「道」に沿う人生を歩むなら
    人間は誰もが 家族 縁者の愛を得て 多くの人の心を 愛に染める人と成る

人間は 愛を求めて生きるもの
 なれど 愛の姿が分からず
    生きている
「教え」に生きて
  「道」に沿う人生を歩むなら
    人間は誰もが
      家族 縁者の愛を得て
        多くの人の心を
         愛に染める人と成る

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』134ページ(中略あり)

人生は一瞬、一時、一日が、消えることなく積み上がる集合体。だからこそ一瞬、一時、一日は大切。
世の中がどんな流れであっても、私たちは知っています。
今をどんな心で生きれば幸を手にできるのか。
心が変わる、人生が変わる…、味わい尽くして生きてゆきましょう。