赤井麻奈美道事代行(あかい・まなみ)

人の心を感じ取れる人に

青少年教育が再スタートしました。先日、小学校高学年くらいの女の子が寄ってきて、「クラスの中に、相手によって態度を変える子がいて、時々たたいてくるの」と話しだしましたが、そこで言葉が止まりました。「つらいのかな」と思っていると、その子は、「でも、一人っ子だから、きっと寂しくて、そんなことをしているだけだと思うの」と優しい笑顔を向けてくれました。

目には見えない相手の心を感じ取るのは、大人でさえ難しいことです。何でも語り合える家族がいて、愛情豊かに育まれてきたのでしょう。自らの力で歩み始める15歳の節目を迎える頃には、内面に秘めた良さがますます引き出され、多くの人から愛され、支えてもらえる人生を歩むだろうと、今から楽しみです。その子を見ていて思い出した神示です。

我が人生──内に秘めたる力を引き出すところに 喜び多く 楽しいものとなる
 我が能力引き出すために 人との縁を大切にせよ
 「心」素直に 「思い」一つ一つを誠実に 言葉 態度に表すのである
 この世の仕組み「真理」を悟りて 人生歩むなら
    人は皆 我が「運命」を信じ 受け入れ 感謝心深い者となる

我が人生──
  内に秘めたる力を引き出すところに
    喜び多く 楽しいものとなる
 我が能力引き出すために
    人との縁を大切にせよ
 「心」素直に
  「思い」一つ一つを誠実に
    言葉 態度に表すのである
 この世の仕組み「真理」を悟りて
  人生歩むなら
    人は皆
      我が「運命」を信じ
        受け入れ
         感謝心深い者となる

『真実の光・神示 平成21年版』124ページ

自分がその子だったら、どう感じていただろうか…と思いました。人を責めるのではなく、関わる人の心を感じ取っていく。その積み重ねに、どれほど人との縁が深まり、自分の良さを発揮できるか知れません。相手も生かすことができ、人生は輝きを増していきます。そういう人が、一人、二人と増えていけば、この国は世界から目標としてもらえる国になるはずです。親子で心を育む「実りの集い」から、輝く青少年を育てていきたい。熱い気持ちが膨らみました。