藍原秀江宮事

アメリカ在住の今、海外にいるからこそ感じている神示教会の価値を、自身の体験談とともに、スペシャルバージョンでお届けします!

世界のどこにいても、神のご守護を味わえる喜び

アイデンティティーの問題に揺らぐ中で、平和な世界を求めるように

昨年、日本からアメリカに移住して間もなく、世界中でパンデミックが発生。こちらでは、人権問題に変化し、あらゆる差別をなくす動きに発展しています。

私は、ロサンゼルスで生まれ、3歳で日本に帰国。その後、14歳で渡米し、大学院を卒業するまでアメリカで暮らしました。そのため、日本では「アメリカで育った人」と見られ、アメリカでは「白人ではない」ために差別されることも…。私自身、自分の人種、アイデンティティーの問題に揺らいだこともあったのです。

人種差別問題から起きた、1992年のロサンゼルス暴動の時は、東洋人であることから、学校の行き帰りなどに大きな不安を感じていたのを覚えています。そして、人種ではない、人間としての平等や、肌や目の色に関係ない、平和な世界はどうしたらつくれるかということを、無力にもかかわらず、いつもどこかで考えていたように思います。

その時から30年ほどたった今も、根本は解決していなかった…。社会は何も変わっていなかった…。しかし、ついに、神示にあるとおり、長い歴史の中で人間が積み重ねてきたことが本当に変わろうとしている。今この時、神示教会が発信する「真理」が光る時代が来ているのを感じます。

学生時代から何かを始めるパイオニア役を担って

神示は、本当に尊いものです。社会の流れの中で自分がどう考え、どう動き、どう生きればよいのかがはっきりと分かる。それが、生きる上での安定感になっています。

高校時代は、学校の推薦で、同世代の人たちのカウンセリングをする資格を取得。仲間や後輩のカウンセリングに当たり、ドラッグや妊娠、エイズなどの問題に向き合ってきました。その時、人間にはどうにもできないことがある、人に人は救えないと感じたのです。

生徒会、ボランティア活動にも走り回りました。私は、いつも何かを始めるパイオニア役、今までの流れを変える、スタートを切る役割でした。ボランティア活動の軸となる、校内の組織づくりのためにも奔走しました。そうした活動は、自分の気持ちとは裏腹に注目を浴び、風当たりが強くなることもあったのです。反対意見を受けるなど、つらい経験もしました。それを乗り越えられたのは、神の教えに基づいた信念があったからだと思います。「みんなが仕合せになれるなら…」「みんなが、ここから得られるものが絶対にある」そうした強い思いが私の背中を押し続けてくれ、それがやがて、神示教会職員の道へとつながっていきました。

そして、どんなときにも、協力してくれる人、応援してくれる人がいて、良い人たちに囲まれていたことが救いでした。何かあっても、人の手をお借りして乗り越えられる。これは大きなご守護だと実感しています。

人々の仕合せにつながることなら、何でもさせてほしい!

「人のお役に立ちたい」という思いを胸に神示教会の職員となり、今は、世界の人々の仕合せにつながるのであれば、何でもさせてほしいと考えています。

今、不思議な時にアメリカに来たと感じます。「なぜ、このタイミングなのだろう?」そう考えるほど、この瞬間を、この場で、リアルタイムに体験しているからこそ、この地に住む人たちと共感し合えると思います。そして、だからこそ、これから先、この地に住む人たちのために、神示教会という環境ですべきこと、できることを考えていけると感じるのです。

新型コロナウイルスの影響を受け、各国が対応に追われています。そうした中、どんなときにも日本が穏やかさを失わず、力強く乗り越えていこうとする姿を、アメリカでは“不思議”と捉えている様子を耳にすることがあります。私自身、率直に、日本は不思議な力に守られていると思います。日本に住んでいた時には感じなかったことが、外から見てはっきりと分かるのです。

混乱する社会の中で、もし神の教えを知らなければ、不安で仕方がなかったと思います。しかし、神示に触れられる私たちは、世界のどの国にいても、正しい生き方を見詰め、人としてあるべき姿を知って生きていけます。その結果、必ず仕合せを味わえます。それが、どれほどありがたいことか知れません。こちらにも、大変な状況下ながら、教えを学ぶことによって、家族で話し合い、心を止めずに歩んでいる人、新しい生活の中で日常を取り戻そうとしている人がたくさんいます。神の力に守られ、生きていることを実感しているのです。

だからこそ、人々に神示、すなわち真理で生きる素晴らしさを伝えていくことは、とても大切であると、あらためて感じています。

今 社会は 大きく変わらんとしている
 人類が発展し 社会が調和する姿に 「真実」あるべき姿がある
 なれど 今日までの人類の歩みは
    神の実在を忘れ 自然の力に逆らい 実体を下げてきた
人類が生み出す力は 小さく 少ない
 政治も 経済も 宗教も 学問 科学も 医療も 福祉も
    今 全ての流れが停滞し 人類は迷い 悩みを深めている
時代の力にのみ込まれぬように
    信者は「教え」を家族で学び 「真理」に生きる家庭をつくること
 この心の動きが 心を守り 喜び多く 「夢」かなう人生へと導いてゆく

今 社会は 大きく変わらんとしている
 人類が発展し 社会が調和する姿に
    「真実」あるべき姿がある
 なれど 今日までの人類の歩みは
    神の実在を忘れ
      自然の力に逆らい
        実体を下げてきた
人類が生み出す力は 小さく 少ない
 政治も 経済も 宗教も
  学問 科学も 医療も 福祉も
    今 全ての流れが停滞し
      人類は迷い
        悩みを深めている
時代の力にのみ込まれぬように
    信者は「教え」を家族で学び
      「真理」に生きる家庭を
        つくること
 この心の動きが 心を守り 喜び多く
  「夢」かなう人生へと導いてゆく

令和2年 海外信者勉強会」(中略あり)