河村昌宏道事

感謝を伝える手紙に感動

以前赴任した偉光会館で出会った高校生の男子から手紙をもらいました。読んでみると、「『目が輝いている』と褒められてうれしかった」「つらかった時に、真剣に向き合ってもらえて感謝している」などと書かれていました。本人に連絡したところ、地元の偉光会館で勧められ、教会図書の『生命の歩み』を読んだとのこと。感謝が大切という部分が心に深く入ってきて、自分の気持ちを手紙にしたためたというのです。

当時は、同年代との対人関係を苦手とし、学校にも行きたくない様子でした。とてもきれいな目をしていたので、「素直で、いいとこあるよ。自信持っていいよ」と励ましていました。教えを学ぶ中から、引っ込み思案な自分を自覚し、それを乗り越えようと、教会の若者が行っている介護施設の訪問にも積極的に参加。人との交流に喜びを味わえるようになった青年でした。

最近は、家族や親戚との関わりが深まって、「今が一番仕合せ」と、声を弾ませていました。現在、医療系の資格を目指して頑張っているとのこと。自分も人の役に立とうとする意欲にあふれているのを感じました。シャイだった青年が、心で思うだけでなく、自分の気持ちをしっかり伝えてくれたことに感動し、元気をもらいました。

真の感謝は 人の心を生き生きさせる
 心の動きは 「純な愛」を引き出して 「報恩の心」に包まれてゆく
真の生きがいは 多くの出会い引き寄せて
    ──感謝 実行 反省 報恩──
      四つの心重なり合って 悔いなき人生手にできる

真の感謝は 人の心を生き生きさせる
 心の動きは 「純な愛」を引き出して
    「報恩の心」に包まれてゆく
真の生きがいは
  多くの出会い引き寄せて
   ──感謝 実行 反省 報恩──
      四つの心重なり合って
       悔いなき人生手にできる

『真実の光・神示 平成18年版』91ページ

教えに触れて感謝の心を育て、縁ある人にその思いを届けていけば、自分も心の仕合せを味わえます。直接会うのは難しくても、さまざまな手段で感謝の思いを伝えていきたいものと思います。