7月15日、23日の神示解析を読む前に

7月の信者心の道勉強会は、「運命の力は家庭の中で磨かれる」が主題です。なぜ7月に神が家庭の大切さを説かれているのでしょうか。それは、祈願祭の神示からご指導が全てつながっています。

1月1日祈願祭の神示では、今年がどのような年となるのか、何に留意しなくてはいけないのかを、神がご指導くださいました。そして、月々学びを重ねて、8月で一年間のご教育はほぼ完成です。つまり、7月になれば、ほとんど神示どおりになっているはずです。

『友輪』329号4ページ、祈願祭の神示を振り返ってみましょう。まず、「人生の真理」、あるべき心の姿を知って、「真理」を心の支えに「生きる」信者を目指すとありました。これが一年を通しての課題であり、神示、真理を心の支えに生きることがどうしても不可欠、とお教えくださいました。なぜなら、世界の姿は、まだまだ変わってゆく。自然の調和を図るため、時代の力が働いていると、神はその理由を示されました。

この予言どおり、世界が大きく変わりつつある中、今年は特に激しい変化が次々とあります。こうした一連の動きは、これまで人類が真理とは異なる方向に向かっていた現実を受け、流れを変えるために起きていることです。あまりに違う動きをしたため、正しい動きに引き戻そうとしているのです。

この時代の大きなうねりが起きないようにすることは、人間にはできません。しかし、どのような激流であっても、のまれず、流れに乗って生きることは可能です。ですから、「変化にのみ込まれずに、社会に奉仕する心を知って、日々生きる」「家族で『教え』を学び、『真理』に生きる家庭をつくる努力が必要」と、神は対策をお教えくださいました。

そして、神示の最後には、「人生」――神の手の中、人が「生きる」、尊き時と悟りを得て、天命を全うする人を目指せよと、課題と予言と結論が示されました。なぜ神が「天命」と表されたのか、それが今になってみれば分かります。社会の激しい変化の中で、生きたくとも生きられないような状態に陥っている人々が、世界各地にあふれています。人類が築いてきた社会は、自然の持つ力の前には実にもろく、多くの人々の心が揺さぶられています。神の手の中、人類がどれほど力を尽くしても、どうにも避けられない変化が起きるから、与えられた天命を生かしきることに心を向けなくてはいけないのです。

 

運命、天命を生かすには、運命の力が家庭の中で磨かれ、高まる事実を、心底つかまなくてはなりません。『友輪』329号の6、7ページを見ると、なぜ7月の主題が「運命の力は家庭の中で磨かれる」になっているのかが分かります。

1月は「真理を人生の支えに生きる」、まず神がお教えくださることを素直に受け入れ、支えにするのです。すると、2月は「時代の流れに乗って生きがいが」とあるように、変化に対応でき、自身の良さが生かせてきます。そして、3月は「変化にのまれず、社会に奉仕する」ことです。流れに乗る方法を知っているのだから、もっと「教え」を生かし、奉仕の心で生きることです。その具体的になすべきこととして示されたのが、4月の「真理に生きる家庭をつくる努力」でした。世界的な活動規制の中でも、正しい家庭ができつつある人は、家族と過ごす時を楽しめたことでしょう。そして、5月が「人々との出会いを大切にする」。縁を深める人となるには、「教え」が欠かせません。ですから、6月は「教えが悔いのない歩みへと導く」と、教えの価値を確認しました。

そして、7月が「運命の力は家庭の中で磨かれる」です。命ある今、どのような生き方をするかが、その家の実体となり、神はそれをご覧になって、子孫へと続く運命を授けてくださいます。ですから、家族そろって生き方を高めていかないと、その家の心の道が太く、強くつながらないのです。

このように、神示は一編のみならず、神は次々と重ねながらご指導くださっています。そして、7月の神示も、7月1日、15日、23日と、三編の神示がつながっています。“心の道を受け継ぐ家庭”という大きなテーマだからこそ、7月1日の神示の中に大きな「真理」が示され、その後の15日、23日の神示に、「気付き」と「悟り」だけが示されています。

 

神示を学ぶ際には、神が何を説かれているのか、そこは「真理」なのか、「気付き」なのか、「悟り」なのかと、意図をつかんで学ぶと、よく理解できるでしょう。

「真理」とは、物事の道理です。「太陽は、東から昇り、西に沈む」ように、時代や場所が変わっても、絶対に変わらない「物事の道理」です。

「気付き」とは、「こうなっている」「こうなっていく」と、気付かなくてはいけないことです。「このまま道を進めば、袋小路に入ってしまう」「こちらに行けば、近道できる」などと、気付くべきことを神がお教えくださっているのです。

「悟り」とは、自分自身の物事の捉え方、生き方に取り入れ、人格に反映させるところまで持っていかなくてはいけない事柄です。例えば、「焦ってはいけない」と気付いても、性格的にどうしても焦ってしまうとすれば、悟れていないということです。「焦ってはいけない」と意識し、祈願とともに努力していると、それが信念となり、「悟り」として身に付いていることになります。

 

7月1日の神示にあった、家庭の大切さを示す「真理」とは、冒頭の次の一節です。

人間は 「心の道」に実体を受け継ぎ 命をつなぐ
 この真実の基に 神は 誕生に合わせて 魂を宿している

人間は 「心の道」に実体を受け継ぎ
    命をつなぐ
 この真実の基に
    神は 誕生に合わせて
      魂を宿している

これは、神が授けてくださる運命の仕組み、究極の真理です。人は、親から子へ、子から孫へと、縦の心の道を、実体を受け継ぎながら生きています。神は、この実体を読み取って、それに合わせて一人一人に運命を与えてくださいます。つまり、自分の生きざまが、子孫の人生に反映されていくということです。周囲から尊敬され、愛されて生きた人、反対に迷惑を掛け、孤立して生きた人など、生きる姿の高さは、実にさまざまです。その生きる姿、実体に合わせて「運命」を授かるということは、そこに階級があるということです。階級を上げたければ、家族で正しく生きなくてはなりません。この世の仕組み、真理をよくよく心に留めて、家族で教えに生きる努力をしていきましょう。

この重要な「真理」を受けて、7月1日の神示にも、「悟り」と二つの「気付き」が続きました。その「気付き」は、総論的な大きな角度の気付きでした。そして、7月15日、23日の神示は、具体的な「気付き」と「悟り」、全く違う角度からの内容をお示しくださっています。