[実践ポイント]「してくれたこと探し」をする

「現代社会に足りないのは人情、情けです。大半の人々が、自己中心的で、身勝手、わがままな生き方をしています」10月15日の神示解析の一節に、ドキッとした人もいるのではないでしょうか。情けをかける生き方について、考えてみましょう。

「情けをかける」といっても、“純粋に”相手のためにという気持ちで動くのは、意外と難しいもの。厄介なのが、「見返り」を求める感情です。「してあげたのに」「何で自分ばっかり」あるいは「こうすれば好かれるかな」こんな気持ちが見え隠れしてしまうと、せっかくの行動も台無しです。

見返りを求めない人になる一つのポイントとして、周囲の人が「してくれたこと探し」をしてみましょう。

自分に挨拶してくれた、会話の中で笑ってくれた、家事を手伝ってくれた…。

じっくり考えてみると、いくつも出てきます。そこに気付いた瞬間、心は感謝でいっぱいになるでしょう。

人に何かをしてもらえるのは当たり前ではありません。自分はいろいろな場面でいろいろな人に支えられている…。それが分かれば、自分の行動がまるで当たり前のように扱われたとしても、「ありがとうも言わない」という気持ちにはならないはずです。誰かに何かをしてもらった分、自分も縁のある人たちにますます「情け」深い心で触れていけるでしょう。

そうした気持ちを持ち続ける人は、周りから大切にされ、相乗効果で身を置く環境がどんどん潤っていくのです。